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住む場所が人に与える影響は思っているよりも大きいかもしれない

先日の出張で泊まった場所が、アンダーグラウンドなエリアの近くだった。

道路には、ジュースか何かのシミのような跡が多数あり、同じ道を何度もパトカーがパトロールしている。信号を待っていたら、青に変わるまでに2回もパトカーが通るような場所だ。

 

夜もなんか気味が悪くて、近くの建物の前では、真夏なのにスーツでオールバックにしたお兄さんが立っていて、偉い人を待っているようだ。見ていたら黒塗りの車が止まった。それから先はあまりジロジロ見れないので見ないようにした。

 

ホテルで、溜まった仕事を片付けていたら、外食するのもめんどくさくなってきて、近くのオリジンで弁当を買うことにした。もちろん、暗くなってきたのであまりここでフラフラしていないほうが良いとも感じていた。早く夜ご飯と翌朝の朝食を買って、部屋で過ごそうと思っていた。日本でも鳥肌が立つほど別世界に来たと思うような場所もあることに驚いた。

 

近くのオリジンに入ると、もちろん普通の人もいるけど、風呂上がりでタオルを巻いたおばさんやいかにも浮浪者のような人、パジャマで髪も濡れたままのままのお姉さんなど、今まで自分が住んでいたところでは考えられないような格好で来ている人が多かった。その人達は特に恥ずかしいとかそうゆうことはなく、それが当たり前になっているんだと思う。私もこのエリアに住み続けばそのようになっていくだろうとも思った。

 

以前読んだ本で、スラム街の犯罪率を下げる方法について書いてある項目があった。それは町を徹底的にきれいにすることだった。落書きを消して、ゴミを拾い、町をきれいにしていった。そうすることで犯罪率が減っていたという。逆に、普通の町に窓ガラスの割れていた車を置いておくという実験をしてみた。そうすると、他の車の窓ガラスが割られ、車や壁に落書きが描かれ、町のゴミが増え、みるみるスラム街のようになり犯罪率が増えたという。

 

この出張で、居心地の悪いエリアに住むことで、スラム街の犯罪率に関して読んだことを思い出して、環境ってすごい重要だ。と改めて感じた。

家賃とか通勤とか色々考えないといけないことはあるけど、町の環境は、考えている以上に人に対して大きな影響を与えるだろうと思う。

 

環境を変えるのは難しいけど住む場所なら自分の判断で決められる。いい人生をおくりたいなら環境のいい場所を選ぶ。ということはかなり優先度を上げたほうがいいと改めて思った。