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違う発想の提案ができる営業マンが世の中を変える

ある企業との商談に行った時、隣のブースから商談内容が聞こえてきました。

その商談は、人材紹介会社と人事担当者の商談でした。

人材紹介会社が推薦した人材とその会社がうまくマッチングできなかったので、今後の方向性の打ち合わせという感じの内容でした。

 

人材紹介会社の営業マンは色々とヒアリングをして、どのような人材を欲しがっているのかを探ります。

しかし、人事担当者からの回答は模範解答的な内容です。

「業界経験者で営業経験3年以上の即戦力」もしくは、

「新規開拓の実績がある人。業界経験、営業経験3年以上」その上、

「新しい風を吹き込んでくれる人」という内容。

そしてこれは、ヒアリングしなくても元々依頼されていた内容だと思います。

なんのためのヒアリングだったのかわかりません。切り返しの提案もなかったので。

 

この求人している企業は自ら良い人材が入ってくる可能性を潰しているのです。

この企業は、専門商社なので基本的にはルート営業がメインです。もし、業界経験者という枠組みで取れば、同じようなルート営業しかしたことがない人が多くなってしまいます。また、同じ業界で同じような仕事をしてきた人を入れても、社内に新しい風は起こらないと思います。それよりも、ITとか人材とか広告でバリバリ新規を取ってくるようなガッツがある人を入れたほうが効率的に、新規開拓ができると思います。

 

もし、今回の人材紹介会社の営業マンが御用聞き営業ではなくて、提案できる営業マンであれば、あえて違う業界の人を提案するべきです。その提案が通って、他業種の人を採用した企業は、同じ業界で同じような人しかいない企業と一線を画することが出来ます。その業界の常識は、他の業界の常識ではありません。全く違う視点で考えられる人がいるほうが組織として強くなるはずなのです。

更に、人材紹介会社的には、結果的にフィーも貰えます。

 

どこを切っても同じ人しかいない金太郎飴集団では、色んな人がいる会社には勝てません。

 

例えば、ポケモンでも、同じ属性のポケモンだけでパーティーを組んでいたら、苦手な属性のポケモンが出てきたら全滅してしまいます。

企業も同じで、業界業種問わず、様々な経験を持っている人を入れていくことが重要なのだと思います。もちろん、それにOKを出す企業もNGの企業もあるとは思いますが、OKな企業が増えれば、日本の人材の流動性も上がり、ブラック企業からは人が減り、良い循環ができるのではないでしょうか?

 

同業界から採用した人と、異業界から採用した人とどちらが活躍しているか?

というのも統計とってみたら、人材紹介会社としても、良い営業ツールになるんじゃないかな?

 

新卒採用でも似たような人ばかり採用している。

「類は友を呼ぶ」ということわざを考えた人は偉大だ。

 

以上、いろんな提案ができる営業マンが増えれば世の中がもっと変わると思った瞬間でした。